棠梨煎雪 日譯文
「棠梨煎雪」(なしゆきいり)は古風歌手の銀臨が歌う歌曲であり、商連(しょうれん、本名は戴菁)は作詞。中国のオンライン新聞紙「澎湃新聞」のインタービューによると、現在南京工業大学で中国語国際教育学科を教える商連は、大学時代に銀臨とともに南京大学で就学し、2013年カリキュラム修了で、それぞれ大学院やスタジオへ。この曲は一般的に、商連と銀臨は離れた前に書かれ、二人の純粋な友情を述べる歌であるとされる。
また、商連は博士号取得以降、南京工業大学で中国語国際教育学科を教え、時々「詩経」や「離騒」(りそう)などを学生たちに、面白くて該当学部以外の学生も彼女の授業を出席することが多い。商連自身も古琴が堪能で、古風の歌の創作・宣伝などにも積極的に活動している。
「棠梨」は木梨(Pyrus xerophila T.T.Yu)とも呼ばれ、なしの近縁種であり、果実は果実酒にされる。この曲のタイトルである「棠梨煎雪」とは、氷砂糖で茹でた梨のスープであるといわれる。
今年は大学から卒業した年であり、そもそも日本語訳の歌詞を友達に贈ろうと思ったが、時間制限付きで公表できなくて、現在mattersで投稿。歌えるバージョンなので、原作の意味とは少し異なる。原作歌詞は著作権の配慮で表示しない、しかし原作歌詞は「戴菁老师,您的马甲掉了!」という報道で見える。
Part 1:
青鯉(こい)来たとき、春の川。
萌葱の蕊、嗅げけりぬ
小暑(しょうしょ)過ぎて、ナシ伸び
あなたとともに摘み、帰り
去年(こぞ)枝の細い雪
けさ落ちたくれない
めくった本に 草色
春酒飲んだ甘さ
いつも 驚鴻(おどろきおおとり)が夢の世界へ
鬱きでも君と話し合え
春なり、花咲き
わが心事(こころ)は君しか知らない
年々花藻檐(のき)の下、棠梨(なし)煎雪り(ゆきいり)
総角(そうかく)からいつの間にかまで
晴れても、雨でも
一期一会(注釈:原文は「一年一度」であった以上、日本語の「一期一会」は似合う語彙として用いられるから)、数言しか見えない。
Part 2:
去年(こぞ)枝の細い雪
けさ落ちたくれない
めくった本に 草色
春酒飲んだ甘さ
いつも 驚鴻(おどろきおおとり)が夢の世界へ
鬱きでも君と話し合え
春なり、花咲き
わが心事(こころ)は君しか知らない
年々 花藻檐(のき)の下、棠梨(なし)煎雪り(ゆきいり)
総角(そうかく)からいつの間にかまで
晴れても、雨でも
一期一会、数言しか見えない。
Ending:
にわか雨降られた古い町
思わず棠梨(なし)煎雪り(ゆきいり)の思い出
ずっと残ってる君の悲しみを消せ~