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流光記の歌詞(日本語訳)

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もう一つの銀臨さんの歌であり、彼女の三十歳誕生日のプレゼントではありませんが、最近うちの先生が七夕まつりに関するコースをおっしゃっていますから、この関連深い歌の日本語訳を作成いたしました。

Verse 1:

息を吹きかけると、仙女になり、

君に太白金星の髭を貼り付けさせ、

世界遍歴として古い町並みで少し走り、

帰れば三百の伝奇(「伝奇小説」の略語)が話せ。

春秋も雨雪もヒトトセを成し、

我が二人は本をめくっても美人を見つけない、

「明日が遠くてもより遠い年には、

覚えきれない詩がある」と嘆き。

月の舟は 星を引き出し、

軒の夕風よ セミと話し合い

可哀想な彦星と織姫よ、「七夕まだ来なくて

ひょっとしたら、鵲が怠けて目覚めないの」と思い。

CHORUS:

「東周列国志」から諸王朝の史書を閲覧し、 [注釈1:清代の蔡元放によって改編された長編歴史小説。23巻108回。中国では明の「三国演義」と並び評される。]

「長干行」も「関雎」も、みんな朗読し、

歳月が行きつ泊まりつ、紀行を書き出さずに

我が思いを 波乱に凝らした。

年々の燕や柳の糸よ、いつも残らずに離れ

歌人の この世の憂えを理解するほどに至らない

「長亭」(あずまや)は本しか見えなく、

何度も柳折りの物語を聞けども  [注釈2:「長亭」は十里ごとにある駅亭だ。漢代、十里ごとに置かれた駅亭。旅人の休憩所ともある。「柳折り」は旅に出発する人を見送ること。昔、中国で柳の枝を折って旅に出発する人を見送ったことから。]  

その哀れが、いまだにわからない。

「その哀れが、いまだにわからない。」(中:总学不会别离)

Verse 2:

日常の掟を守ることで悩み、日が毎朝出ずるので

早く起きることだ。「今日起きなければ、

学校へ通えないの」と思いきや

時は身長で例を挙げ、別れの比喩で我が困りを解き

年が寄る先生は、「川がどこへ流れるの」という

私の質問を聞こえないふりをして

「行く川の流れは絶えず」と教え。 [注釈3: この文は、鴨長明の方丈記の冒頭部分]

CHORUS:

「東周列国志」から諸王朝の史書を閲覧し、

「長干行」も「関雎」も、みんな朗読し、

歳月が行きつ泊まりつ、紀行を書き出さずに

我が思いを 波乱に凝らした。

年々の燕や柳の糸よ、いつも残らずに離れ

歌人の この世の憂えを理解するほどに至らない

「長亭」は本しか見えなく、何度も柳折りの物語を聞けども、 

その哀れが、いまだにわからない。

BRIDGE:

私も、梅や鯉、得意や失意の恋人たちの話し、

「長生殿」の七夕から「牡丹亭」にかけてよく見られ    [注釈4: 『長生殿』(ちょうせいでん)は、清の洪昇(こうしょう)にによって作成された古典戯曲であり、「牡丹亭」は明代の劇作家湯顕祖の代表作である]

歳月が行きつ泊まりつ、紀行を書き出さずに

その物語の花を咲かせ

CHORUS:

「東周列国志」から諸王朝の史書を閲覧し、

「長干行」も「関雎」も、みんな朗読し、

歳月が行きつ泊まりつ、紀行を書き出さずに

我が思いを 波乱に凝らした。

年々の燕や柳の糸よ、いつも残らずに離れ

歌人の この世の憂えを理解するほどに至らない

浮世の世話を捨てて、君という星だけ

見つめ続けるのは わが喜び。


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