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『錦鯉抄』——日本語の訳文や発想

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本文是對銀臨的《錦鯉抄》的全文日譯。 『錦鯉抄』は銀臨と雲の泣が2013年に歌った歌である。絵描きと一匹の錦鯉(にしきごい)の恋愛物語を述べる。この歌はアルバム『腐草為蛍』(腐った草が蒸れ蛍になる)に収録されている、カバー曲として「全人民による錦鯉炒め」の熱狂を巻き起こすわけだから、『全民抄』とも呼ばれる。日本語の替え歌カバーも二つある、『桜の花が舞い落ちるとき』や松澤由美が歌った『錦鯉恋』。

銀臨の話によると、この歌は彼女自身が夢見てきた物語に基づいて作成した:

ある画家は鯉の絵を描くことを好み、いつも錦鯉と遊び戯れていた。火事にしても逃げ出さなかった画家がなくなるところだった折に、錦鯉が化けた妖精は彼を救っていた。翌日、彼は池に走りよったが、池の水は干上がっており、鯉の姿もまた見当たらなかった、それから、彼はその妖精は鯉が化けたものだとわかっていた。

銀臨是中國大陸目前最為人熟知的古風歌手之一


「古風音楽」は文字通り、21世紀から中国のネット上生まれ、擬古詩詞風の歌詞があり、漢民族の伝統的な楽器で演奏する歌のことである。歌詞は、主に古代中国の神話伝説、韻文などを元にして創作された。古風歌曲は近年の仙侠・武侠ゲーム、アニメ、ドラマなどにもよく起用されている、また、近ごろ、古風音楽は二次元文化、漢服復興運動との連携態勢が強まっているとされる

また、錦鯉は中国では縁起が良い象徴であり、それに纏わる伝説は中国ばかりでなく、日本にも存在している。

かつて、中国では黄河が度々はん濫を起こし、周辺住民たちの生活や命を脅かしていたので、ダムを建設されてはん濫も食い止めた。ある日、黄河に一匹の鯉がそのダムに昇りきり、黄金色に輝いて竜になった。このことから、鯉は登り竜の化身として縁起の良い生物になったそうな伝説が広まった。

正直に申し上げて、鯉の滝登りとして賛美されるのは、それ自体の勇ましさに感銘を受けているから。それに、2018年から中国のインターネットでは、「錦鯉」という言葉は爆発的に人気になっている、「錦鯉」は現在にも「強運の持ち主」という意味を指す。このような「古風音楽」、何回も再生繰り返したとは、一年前の私は想像もつかなかったです。 私は別に銀臨のファンでないが、やはり伝統的な粋を守りたいと思って、それを外国の友人同士に知らせれば良い。

歌詞の訳文や中国語の原文:

Verse1:

蝉の鳴き声は雲に付き添いながら彷徨っている、回想にふけり、穏やかに遠くを見渡せば

蝉声陪伴着行云流浪 回忆开始后安静遥望远方

荒地の野草に覆われた枯れ井戸や枯れ池で、昔の思い出の光が少しむらなく映える

荒草覆没的古井枯塘 匀散一缕过往

朝日の光があぜ道の新桑をざわつかせ、風に巻き上げられた庭の中の散り花が回廊を吹く抜けていく

晨曦惊扰了陌上新桑 风卷起庭前落花穿过回廊

濃い墨がこの想いを追いかけながら流れていき、私の純白の衣を染め上げる

浓墨追逐着情绪流淌 染我素衣白裳

Chorus:

陽の光は微かに冷たく、琴の弦は微かに冷たく

阳光微凉 琴弦微凉

風の音は乱れ、この世界は揺れ動いていく

风声疏狂 人间仓皇

呼吸は微かに冷たく、胸の中の思いも微かに冷たく

呼吸微凉 心事微凉

歳月は慌しく過ぎ行くが、それが誤った道だとしても構いはしない

流年匆忙 对错何妨

あなたはこの世界を千年もの間廻り巡っているのに、ただ最後に私にひと目見られただけ

你在尘世中辗转了千百年 却只让我看你最后一眼

炎の光が姿を描き出し、時間を燃やし尽くしていった

火光描摹容颜燃尽了时间

私を一人にしないで、一人孤独に夢の境で枯れ落ちてゆく

别留我一人 孑然一身 凋零在梦境里面

Verse2:

蛍は夏夜を忘れようと、この頃と別れなければ

萤火虫愿将夏夜遗忘 如果终究要挥别这段时光

袂は思わずに蓮の香りに染まられてられてから、ちりの網に陥った

裙袂不经意沾了荷香 从此坠入尘网

朴歯(ほおば)はそっと揺らぐ焔を踏む、全ての騒ぎも沈黙も絵で描かれる

屐齿轻踩着烛焰摇晃 所有喧嚣都描在画上

啓蟄(けいちつ)から霜降(そうこう)へと、私の涙は詩に凝った

从惊蛰一路走到霜降 泪水凝成诗行

Chorus2:

灯の火花は微かに冷たく、筆の先は微かに冷たく

灯花微凉 笔锋微凉

虚妄が描きにくく、煩悩も除きにくい

难绘虚妄 难解惆怅

夢路(ゆめじ)は微かに冷たく、すじは微かに冷たく

梦境微凉 情节微凉

儚い(はかない)幻(まぼろし)は悲しみを重ねる

迷离幻象 重叠忧伤

別れることは名残りが深いので、君は輪廻(りんね)で我が枕の端の満月を換えてくれ

原来诀别是因为深藏眷恋 你用轮回换我枕边月圆

その記憶は痩せこける指先に止まると祈る

我愿记忆停止在枯瘦指尖

繁い花と共に色が褪せ、埃と共に舞い散り、段々に忘れられてしまう

随繁花褪色 尘埃散落 渐渐地渐渐搁浅

Bridge:

数年後、もう一度その日を夢見てきた

多年之后 我又梦到那天

画面が遥遠くて、おぼろげな、綿々たる細雨が降る

画面遥远 恍惚细雨绵绵

後世が遠すぎて自分の約束が届かなければ、執念を放すの方がいい

如果来生太远寄不到诺言 不如学着放下许多执念

この片言で過ぎ行く時を弔おう

以这断句残篇向岁月吊唁

消え去る昔、水色の地平線で、誰が楽しみと苦しみを葬るかな?

老去的当年 水色天边 有谁将悲欢收敛

蝉の鳴き声は雲に付き添いながら彷徨っている、思い出の遠方へ。

蝉声陪伴着行云流浪 回忆的远方

また、他の歌にも素晴らしいから、その訳文の発表は少しお待ち下さい。

CC BY-NC-ND 2.0 授权